国内のビール市場は18年ぶりにプラスに転じる見込みです。低迷していた業務用の需要の回復が大きく起因したとみられます。
大手ビールメーカー4社が今年の事業計画を発表し、2004年以降に縮小していたビール類の販売数量は去年、前の年から約2%伸びて18年ぶりにプラスに転じる見込みだということです。
アサヒビールは「アサヒ生ビール」に250ミリリットルサイズを導入し、新しい飲み方を提案します。
サッポロビールは「エビスニューオリジン」を新発売し、35年ぶりに東京・恵比寿でビール醸造を再開します。
サントリーは「ザ・プレミアム・モルツ」を6年ぶりにフルリニューアルします。
キリンビールは「一番搾り」と「スプリングバレー豊潤〈496〉」をリニューアルします。
今年10月の酒税法改正で割安な発泡酒とビールの価格差が縮まることから、各社ビールへの投資が加速しています。