中国では21
日から
旧正月の
春節の
大型連休が
始まりました。
中国政府が
新型コロナウイルスの
感染を
徹底して
抑え込む「
ゼロコロナ」
政策を
終了させて
初めての
大型連休となり、
帰省や
旅行などで、
春節前後の
期間中、
去年の2
倍近くの
移動が
見込まれています。
新年を旧暦で祝う中国では、22日の春節に合わせて21日から7日間の大型連休が始まり、上海にある空港では帰省先や観光地に向かう多くの人の姿が見られました。
このうち家族や友人と南部のリゾート地に行くという35歳の男性は「2年近く、ほかの都市に旅行に出かけていません。海の景色や子どもとの水遊びを楽しみたいです」と話していました。
また、妻や5歳の娘と上海に駐在している45歳の日本人男性も「ロックダウンや隔離政策の中でずっと生活をしていたので、旅行も初めてです。感染は心配ですが家族とのんびり過ごしてこようと思います」と話していました。
ことしの春節は、中国政府が「ゼロコロナ」政策を終了させて初めての大型連休となり、これまでの厳しい行動制限がなくなったことから、春節前後の40日間に国内を移動する人は去年の2倍に当たる延べ21億人近くと見込まれています。
一方、中国政府が日本への観光旅行の制限を続けていることから、春節期間中、中国から日本への旅行客は大幅に増加しないとみられます。