フランスで政府の年金改革案に反対するストが全土で始まり、駅が閉鎖されるなど一部で混乱が起きています。
パリ市内では19日、一部の駅が閉鎖されたほか、運休となった地下鉄の路線もあり、公共交通機関の運行が大きく減らされました。
大規模ストは多くの業種にわたり、公立学校の教員の4割近くがストに参加していて、パリ市内では一部が休校となる見込みです。
ストはマクロン大統領肝煎り(きもいり)の年金改革案に反対するもので、高校生も朝から横断幕を持ち、改革案を批判しました。
住民:「(ストやデモは)当然だと思います。政府を動かさないといけない。最下層や中間層に不利な改革なんだから」
ストのほか、フランス全土200カ所でデモも予定されています。