ヤマト運輸は、大雪に伴う交通規制などのため、全国から新潟県、富山県、石川県、福井県向けに、また、新潟県、富山県、石川県、福井県から全国向けに配送する荷物の預かりを停止しています。
また、全国のそのほかの地域でも荷物の配送が遅れる可能性があるとして、あらかじめ配送が遅れることについて、利用客から了承を得たうえで、荷物を預かっているということです。
佐川急便でも、松山市の一部で荷物の配送や集荷を停止しているほか、北海道と沖縄県の全域や、長崎県、鹿児島県の一部で配送や集荷が遅れています。
都城市高城町にある高城保育所では7年前、寒波の影響で断水し、トイレの水が流せなくなったほか、給食の調理にも影響が出ました。 25日の朝は厳しい冷え込みが予想されていることから、保育所では、断水に備え、災害用に備蓄しているペットボトルの飲料水を点検したり、トイレに使う水を大きなバケツにためたりと対応に追われていました。 水道管の凍結を防ぐため、今夜は屋外の手洗い場の蛇口から少量の水を流し続けるということです。 高城保育所の柿木玲子所長は「7年前は事前に水をためていなかったために苦労したと聞いているので、今回はしっかり備えようと思いました。何事もなく寒波が過ぎ去ることを願うばかりです」と話していました。
このうち、射水市の「歌の森小学校」では午後の授業をとりやめ、給食のあと、児童を帰宅させました。 3年生のクラスでは、担任の教諭が下校の際の注意点を説明し、雪で地面が見えにくくなっているため、溝や用水路に落ちたり車道に飛び出したりしないよう気をつけるほか、転ばないよう雪を踏み締めるように慎重に歩くことが大切だと呼びかけました。 中村真知子教諭は「授業中にかなりの雪が降っていたので、子どもたちが帰る前にどれだけ積もるか心配でした。今回はあらかじめ早めの下校が決まっていたので子どもたちを安心して帰すことができてほっとしています」と話していました。 富山県内の多くの市町村では25日、小中学校の臨時休校が決まっています。
坂井市三国町で、かぶを栽培している吉田健一さん(46)は、24日午前中から農業用ハウスの間に積もる雪をとかす融雪装置を点検しました。 吉田さんが機器を操作すると、ハウスの外側に取り付けられたパイプから霧状の水が噴き出していました。 また、農道の除雪作業に備えてトラクターに雪をかき出すための装置を取り付けていました。 大雪が予想される中、福井県は農業用ハウスが倒壊するなどの被害を防ぐため、農家や関係機関に融雪装置の点検や雪が屋根に偏って積もらないよう補強することなどを呼びかけています。 吉田さんは「骨組みの強い農業用ハウスなので、あまり心配はしていませんが、融雪装置で雪をとかすなど早めに対応したいです」と話していました。 福井県坂井農林総合事務所の瀬野早苗主任は「雪による農業被害を防止するため事前の対策を進めてほしい」と話していました。
保育所でトイレに使う水を貯水 断水に備え 宮崎
小学校で下校時間を早めるなどの対応 富山
農家が雪への備え 福井