アメリカの
トランプ前大統領は
来年行われる
大統領選挙への
立候補を
表明したあと、
初めてと
なる選挙集会を
開き、バイデン
大統領の
経済政策などを
批判した
上で「アメリカを
再び偉大な
国にするというやり
残した
仕事を
成し遂げよう」と
述べ、
支持を
訴えました。
アメリカのトランプ前大統領は去年11月、来年の大統領選挙への立候補を表明し、28日、南部サウスカロライナ州で初めての選挙集会を開きました。
トランプ氏は演説で、インフレや法的な手続きを経ずにメキシコとの国境から入国する人が急増している問題を挙げて「バイデン大統領はアメリカを破滅と破壊への道に急速に向かわせている」と批判しました。
そして「来年の選挙は国を救う唯一のチャンスで初日から動く準備ができているリーダーが必要だ。アメリカを再び偉大な国にするというやり残した仕事を成し遂げよう」と述べ、支持を訴えました。
サウスカロライナ州は大統領選挙に向けた党の候補者選びが早い時期に行われる州で、勝敗が以降の選挙戦に影響するとも言われています。
トランプ氏としてはいち早く注目州でアピールすることで主導権をにぎる狙いがあるとみられます。
トランプ氏をめぐっては去年の中間選挙で支持した候補者が激戦州で相次いで落選したため、共和党内では影響力を疑問視する見方も出ていて、次世代の保守政治家として人気のフロリダ州のデサンティス知事やペンス前副大統領などを推す声も出ています。