反政府デモが激化する南米ペルーで、政情不安が続くハイチから逃れてきた乗客ら60人を乗せたバスが高速道路から転落し、少なくとも25人が死亡しました。
28日、ペルー北部のパンアメリカンハイウェイを走行していたバスが急カーブでコントロールを失い、10メートルほど下の谷底へ転落しました。
通常のルートが反政府デモで封鎖されたため、事故があった道路を走行していました。
乗客ら60人のうち少なくとも25人が死亡し、多くは人道危機が続くハイチから逃れてきた難民とみられています。
ハイチでは2010年の大地震以降、混乱が続いていて、首都の大部分はギャングに制圧されています。
26日には警察官がギャング対策を求めて抗議デモを行い、首相の自宅を襲うなど無政府状態に近くなっています。