数日前に発見されたトラックほどの大きさの小惑星が米国時間の26日、地球に最接近しました。観測史上、最大級の接近だったと専門家は指摘しています。
地球近傍小惑星「2023BU」は米東部標準時の26日午後7時27分(日本時間27日午前9時27分)、南米南端の上空を通過しました。地表からの距離は約3540キロです。人工衛星の軌道の内側でした。
米航空宇宙局(NASA)は、この小惑星が地球に衝突する恐れはないとしていました。
小惑星の直径はおよそ3.5~8.5メートルです。もし地球の大気圏に突入していたとしても、火の玉となって分解していたはずでした。残骸が残れば小さな隕石となって地上に落下していた可能性があります。