関係者によりますと藤田容疑者は北海道七飯町の小、中学校に通っていたということで、父親が自宅のインターフォン越しに取材に応じました。
父親はこの10年以上、藤田容疑者と連絡を取っていないということで、事件の受け止めについて「別の記事に出ているとおりでそれ以上でも以下でもない」と話しました。
そのうえで「被害者に申し訳ないという思いか」という問いかけに対して、「はい」と答えました。
また、藤田容疑者に望むことについては「どうしてほしいと言っても、どうしようもない」と語りました。
さらに償ってほしいが償いきれるようなものではなく藤田容疑者に対して腹立たしい思いがあると明かしました。
男性が渡邉容疑者と会ったのは、マニラのホテルに併設されたカジノで、2019年に特殊詐欺グループの拠点が摘発される前だったということです。 男性は一緒にいた知人からカジノのVIP席にいた「ハオ」と呼ばれる渡邉容疑者を紹介されたといいます。 男性は「友達から誘われて遊びに行ったときに、『すごいお金を使う日本人がいる』ということで、一般客ではなく、VIPの人が遊ぶところで会った。ハーフパンツにTシャツ姿でお金を持っているようには見えなかったが、バカラなどに1回に200万円とか300万円賭けていた。かばんの中に現金を日本円で何百万円か入れていた」と話しました。 一緒に食事をした際には、容疑者はカジノがあるホテルに滞在していて、詐欺に関わっていると明かしたということです。 男性は「どんな仕事をしているか聞いたらカードのすり替え詐欺をやって月に1億円は稼いでいると言っていた。詐欺をやる人を紹介してくれればお金を稼げると言われた」と話しました。 口かずは少なくもの静かな印象でしたが、カジノで一緒にいた別の日本人男性からは「ボス」と呼ばれていたということです。 フィリピンに滞在している理由については、「以前は別の国で同じようなことをしていたが、賄賂を渡せば捕まらないのでフィリピンに来たという趣旨の話をしていた。知り合いがいるので、自分は絶対捕まらないというようなことも言っていた」と話しました。
藤田容疑者の同級生「とんでもないことをした」
渡邉容疑者に会った男性「かばんに現金何百万円か」