米北東部が強い寒波に見舞われ、ニューハンプシャー州マウントワシントンでは3日、体感気温が全米の観測史上最低の零下78度を記録しました。
同市では3日夜の気温が零下43度に下がって風速57メートルの突風が吹いたため、体感温度が極端に低くなり、市内で2004年に観測された零下75度の記録を下回りました。全米のこれまでの最低記録は、アラスカ州の零下76度とされていました。
体感温度の降下にともなう警報の対象は、4日未明に全米で約1500万人に上りました。同日夜までには各地で気温が安定して風も収まり、警報は解除される見通し。5日の気温は平年を上回ると予想されています。