電気代削減への動き電気自動車を蓄電池として活用広がる - Easy News

電気でんき代だいの値上ねあがりが企業きぎょうや家計かけいの負担ふたんとなるなか、EV＝電気でんき自動車じどうしゃを蓄電ちくでん池ちとして活用かつようすることで電気でんき代だいの削減さくげんにつなげようという動うごきが広ひろがっています。

このうち、パナソニックは住宅じゅうたくの駐車ちゅうしゃ場じょうに止とめたEVに電気でんきをためておき、家庭かていで利用りようするシステムの受注じゅちゅうを今月こんげつ下旬げじゅんから始はじめます。

システムでは、EVと大型おおがたの蓄電池ちくでんちを活用かつようし、昼間ひるまに太陽光たいようこう発電はつでんなどでEVや蓄電池ちくでんちにためていた電力でんりょくを活用かつようします。

こうした設備せつびのない家庭かていと比くらべて電気でんき代だいを6割わりほど安やすく抑おさえられるとしています。

また、災害さいがいなどで停電ていでんした際さいは非ひ常用じょうようの電源でんげんとしても活用かつようでき、4人にん家族かぞくの場合ばあい、4日にち分ぶんほどの電力でんりょくをまかなえるということです。

設備せつびの設置せっちには450万まん円えんほどかかりますが、会社かいしゃでは燃料ねんりょう高だかで電気でんき代だいの値上ねあがりが家計かけいの負担ふたんとなっていることから需要じゅようを見込みこんでいます。

一方いっぽう、大手おおて商社しょうしゃの住友すみとも商事しょうじはことし4月つきに新しん会社かいしゃを立たち上あげ、EVに充電じゅうでんした電力でんりょくを工場こうじょうやオフィスで活用かつようするサービスを始はじめます。

車くるまで通勤つうきんする従業じゅうぎょう員いんが多おおい企業きぎょうにEVと充電じゅうでん設備せつびを貸し出かしだし、従業じゅうぎょう員いんが会社かいしゃに通勤つうきんしてきたあと、太陽光たいようこう発電はつでんなどでEVに電気でんきをためて活用かつようします。

電気でんき代だいの削減さくげんにつながるほか、EVにためた電気でんきは従業じゅうぎょう員いんが帰宅きたく後ごに家庭かていで使つかうこともできるとしています。

住友すみとも商事しょうじモビリティ事業じぎょう第だい二に本部ほんぶの北原きたはら顕あきら本部ほんぶ長ちょうは「それぞれの地域ちいきのエネルギーネットワークをEVが支ささえる世界せかい観かんを目指めざしたい」と話はなしています。