従業員によりますと、容疑者と見られる人物は先月21日以降、少なくとも3日店を訪れていて、多い日には一日に5回来店したということです。
店によりますと、商品を購入するわけでもなく、従業員の数や男性の従業員がいるかどうかを質問するなどしたということです。
また、従業員の方を伺うような様子も見られたということで、店側は不審に思い護身用の棒を客から見えないところに新たに備えるなどして、警戒していました。
また、店側が名前や住所を尋ねたところ、容疑者と同じ名前を名乗ったということです。
この従業員は「用件もないのに何度も店に来て不審に思いました。鋭い目つきで見てくるので下見ではないかと思い、恐怖を感じました」と話していました。
コインランドリー近くにある商店の店主によりますと、容疑者とみられる人物は、5日午前9時ごろに、突然、店先に現れたということです。 店は定休日で、店主が裏口のシャッターを開けて作業していたところ、裏口から入ってきて「営業していますか」「1人ですか」などと話しかけてきたということです。 そして、その人物が肩にたすき掛けしたバックから何かを取り出そうとしたため、怖くなった店主が「出ていけ」と言うと、素直に応じたということです。 それから、およそ1時間後の午前10時ごろ、近くのコインランドリーで女性は刺され、その際、店主は警察官に取り押さえられた容疑者を目撃しましたが、直前に店を訪れた人物と同じ服装だったということです。 また、この人物は先月21日以降、たびたびこの店を訪れ、窓から店内をのぞき込むなど不審な行動をとっていたということです。 店主は「用件もなく店に来るので気味が悪かった。まさかこんな事件になると思わなかったし、もしかしたら自分が狙われていたかもしれないと思うと怖いです」と話していました。
事件前 近くの商店を訪れたか