米動画配信サービス「ディズニープラス」が香港で行っている米人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の配信をめぐり、中国本土での「強制労働収容所」に関する台詞(せりふ)が登場するエピソードがプラットフォームから削除されたことが7日までに分かりました。
最新シーズンの第2回目のエピソードでは、マージ・シンプソンが屋内サイクリングバイクを漕いでいる中、スクリーンにインストラクターが現れます。
CNNは、昨年10月に初めて配信されたこのエピソードがディズニープラスの香港版で視聴できないことを確認しました。米国ではディズニーの別のプラットフォームであるフールーで視聴可能です。
香港で2020年に施行された国家安全維持法(国安法)は、中国政府に対する扇動や分離、転覆を禁止するほか、中国の国家治安機関が香港で活動することを認めています。
エピソードの削除については英紙フィナンシャルタイムズが6日、最初に報じていました。ディズニーはコメントを控えました。