木星の周りを公転する衛星が、新たに12個発見されました。これまでに確認された木星の衛星は、これで計92個になりました
新しい衛星は米カーネギー研究所の天文学者スコット・シェパード氏のチームが発見しました。同チームは2021年9月にハワイのすばる望遠鏡で、22年8月には南米チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるブランコ望遠鏡でダークエネルギーカメラを使って観測を行いました。
シェパード氏は、主に冥王星の先にある惑星を探す中で、偶然発見した木星の衛星の観測を続けていたと説明しました。
新しく見つかった12個の衛星を追跡して確認する作業には、約1年を要しました。この作業にはチリのマゼラン望遠鏡が使われました。