卒業式など学校の
式典での
マスク着用について、
厚生労働省の
専門家会合の
メンバーなどは、「
新型コロナの
流行が
落ち着いた
状況では、
参列者がマスクを
着用しなくても
よいとする
対応も
考えられる」とする
見解をまとめました。
ただ、
体調に
不安が
ある人は
参加を
控えることや、
マスクを
着用するか
どうかについて、
本人の
意思を
尊重することが
望まれるとしています。
これは、学校の式典でマスクを着用するかどうかの判断の参考にしてもらおうと、厚生労働省の専門家会合のメンバーなどが文書にまとめました。
文書の中では、学校で皆がマスクをすることによって感染リスクを減らす効果が報告されている一方で、一生に一度の行事である卒業式や入学式などの式典ではマスクを外して参加したい気持ちも理解できるとしています。
そのうえで専門家は「地域の新型コロナの流行が落ち着いた状況では、参列者がマスクを着用しなくてもよいとする対応も考え得る」とする見解を示しました。
一方で、配慮するべきポイントとして
▽体調に不安がある人は参加を控えることや
▽参列者どうしの距離をあけること、
▽十分な換気をすること、
▽近くで会話するような機会を避けること、
それに、
▽マスクを着用するかどうかについて本人の意思を尊重することなどを挙げ、納得して参加できるようにすることが望ましいとしています。
この見解は、8日に開かれる厚生労働省の専門家会合で示される予定です。