国連でシリアを
担当する
高官らが8
日、オンラインで
会見を
開き、シリアに
駐在するベンラムリ
調整官は、
今回の
地震でシリア
国内で
被災した
人の
数は「1090
万人にのぼる」と
述べました。
シリアの人口はおよそ2000万とされ、人口の半数が被災したことになります。
このうち震源に近いシリア北西部には、アサド政権の攻撃から逃れた人たちが暮らすキャンプなどがあり、こうした地域に支援を届ける方法は限られていると、危機感を示しました。
またシリアの人道問題を担当するハディ地域人道調整官は「最も重要なのは、困難な状況の中で、支援を必要としている人たちに届けることだ」と述べ、早ければ9日にもトルコ経由で食料や医薬品といった物資の搬入を再開したい考えを示しました。
そしてアサド政権の協力を得て被災者を支援することについて実現に向け意欲を示す一方で、「さまざまな関係者の間で複数の調整が必要だ。シリア政府軍が展開する地域での支援活動は容易ではない」と厳しい見通しを示しました。
ニューヨークのトルコ領事館に支援物資寄せられる
アメリカ・ニューヨークのトルコ
総領事館には、
缶詰の
食料や
衣服、
それに
子ども用のおむつや
生理用品など、
市民からさまざまな
支援物資が
寄せられています。
こうした物資は総領事館とトルコの国連代表部の呼びかけで集まったもので、職員やボランティアが仕分けをしながら箱に詰める作業を行っていて、このあとトルコ航空の協力を得て現地に運ばれるということです。
仕分け作業を行っていたトルコ出身の男性は「支援物資を届けたいと思って来たのですが、明らかに人手が足りなかったのでボランティアとして仕分け作業を手伝いました。1人でも多くの人が救出されることを祈っています」と話していました。
シリア 40時間以上閉じ込めの子ども救出映像 SNSに
トルコの
隣国シリアでも
懸命の
救助活動が
続いています。
シリア北西部の反政府勢力の支配地域で救助活動を行う団体は、北西部イドリブ郊外で7日、救助隊員ががれきの中から子どもを救出する様子をうつした映像をSNSに投稿しました。
子どもは40時間以上がれきの下に閉じ込められていたということで、助け出された瞬間、現場の救助隊員などから大きな歓声があがっていました。
震源に近いトルコ南部のアパート倒壊現場では
震源に
近いトルコ
南部カフラマンマラシュに
入った
日本の
緊急援助隊が
捜索を
行っている、アパートの
倒壊現場では、8
日、
多くの
市民が
活動の
様子を
見守っていました。
アパートの3階に、姉とその家族のあわせて4人が取り残されていると話すトルコ人の男性は「地震の直後に、倒壊したアパートの中から姉が何かをたたいて音を出したり、私の名前を呼んだりしているのを聞いた。近所の人たちと救出を試みたが、うまく行かなかった。とにかく生きて助け出されるのを願うばかりだ」と話していました。
「水も電気もない。あらゆるものを必要としている」
甚大な
被害を
受けたトルコ
南部カフラマンマラシュの
市街地でも、
救助活動を
見守る人たちの
姿がありました。
このうち4階建ての集合住宅が倒壊した現場の近くでは、気温1度の寒空のもと、市民がたき火で暖をとりながら、険しい表情で救助活動を見つめていました。この集合住宅は4階部分の外壁が崩れ落ちてキッチンや居間がむき出しになり、下の階は完全に押しつぶされています。
この部屋で
家族と13
年間暮らした
ウール・エルマ
さん(30)は、
親類や
近所の
知り合いが
今もがれきの
中に
取り残されているとした
上で「
彼らがなんとか
助かってほしいという
思いで
ここにいます」と
話していました。
エルマさんは今の暮らしについて「水も電気もない。いま、人々はあらゆるものを必要としている」と述べ、インフラの早期の復旧を求めていました。
WHO 被災地での食料や清潔な水などの不足に危機感
WHO=
世界保健機関のテドロス
事務局長は8
日の
会見で、トルコ
南部で
発生した
地震について「
天候や
余震の
影響で、
人命救助は
時間との
闘いになっている」と
述べ、
被災地で
食料や
清潔な
水、それに
医薬品なども
不足していることに
危機感を
示しました。
また、会見にオンラインで参加したWHOのシリア事務所の代表は、地震の影響で被災地に近づくことが困難になっているとした上で「医療システムはこの12年間ですでに被害を受けていたうえ、さらに地震でひっ迫している」と述べ、内戦でぜい弱となっている現地の医療システムに懸念を示しました。
円相場 一時156円台後半まで値下がり 34年ぶり円安水準更新
26日の東京外国為替市場では、日銀の金融政策決定会合の結果や、植田総裁の記者会見での発言を受けて、円相場は、一時、1ドル=156円台後半まで値下がりしました。その後、夕方には急激に2円近く円高方向に変動したあと、再び、1ドル=156円台に値下がりする荒い値動きの場面もありました。
Source: NHK
Apr 26, 2024 18:04
宗教の信仰背景の児童虐待 こども家庭庁が初の実態調査
親が子どもに宗教活動を強制するなど、保護者による宗教の信仰を背景にした児童虐待の実態についてこども家庭庁が初めて調査を行いました。その結果、児童相談所が虐待にあたると判断した事例は去年9月までの1年半に、全国で47件あったことがわかりました。いわゆる「宗教2世」への聞き取りや書面での調査では「誰に相談してよいかわからなかった」といった声が寄せられ、子どもが助けを求めることができる環境の整備が課題となっています。
Source: NHK
Apr 26, 2024 13:04
岸田首相 来月1日からフランスと南米 3か国訪問へ
岸田総理大臣は、来月1日から6日間の日程でフランス、ブラジル、パラグアイの3か国を訪問することになりました。フランスではOECDの閣僚理事会に議長国として出席するほか、ブラジルでは日本の総理大臣として10年ぶりに政策スピーチを行う予定です。
Source: NHK
Apr 26, 2024 12:04
IHI原動機のデータ改ざん「重く受け止め 厳正に対応」国交相
エンジンメーカーのIHI原動機が、船舶用のエンジンなどの燃費性能のデータを改ざんしていた問題について、斉藤国土交通大臣は、26日の閣議のあとの記者会見で「極めて遺憾で重く受け止めている。必要な調査を速やかに実施し、厳正に対応したい」と述べました。
Source: NHK
Apr 26, 2024 12:04
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