香港当局は12日までに、食用として犬肉と猫肉を販売した疑いがあるとして九竜地区の油麻地にある店舗を摘発したと発表しました。
店内捜索で犬もしくは猫とみられる肉も押収したと述べました。香港では自治権が一部ある一国二制度に基づく関連法の下で犬猫の肉を食することは1950年以降、禁じられています。
今回の作戦は香港政府の農業行政などの担当部署と食品環境衛生の担当部門が合同で実施しました。犬肉などが売られているとの地元メディアの報道がきっかけとなっていました。これらの冷凍肉が約1.3ポンド(約590グラム)あたり12米ドル(約1572円)相当で取引されていると伝えてもいました。
この店が無許可で生鮮肉を扱っていた疑いもあるとして調べています。
犬肉などを口にした場合の罰則は、最大で640米ドルの罰金と禁錮6カ月などとなっています。