中国の著名な実業家で投資銀行「華興資本控股」の包凡会長兼最高経営責任者(CEO)が19日までに消息不明となりました。習近平指導部は汚職を摘発する反腐敗運動を展開し、金融業界でも取り締まりを進めてきたことから「中国当局に連行されて調査を受けているのではないか」と臆測を呼んでいます。
中国メディア「財新ネット」は16日、関係者の話として、包会長が数日前から出社せず、姿を見せなくなったと報道しました。華興資本は16日、上場先の香港証券取引所に「包会長と連絡が取れなくなった」との公告を出しました。音信不通が「業務と関係があるとの情報はない」と強調しましたが、17日の同社の株価は急落しました。