【日曜にちよう討論とうろん】与野党よやとうの教育きょういく担当たんとう者しゃが高校こうこう授業じゅぎょう料りょう無償むしょう化かなどで議論ぎろん

自民党じみんとうの柴山しばやま昌彦まさひこ氏しは「自民じみん・公明こうめい両りょう党とうと日本にっぽん維新いしんの会かいの3党とう合意ごういは、家計かけい負担ふたんによらずいろいろな学校がっこうに行いける選択肢せんたくしを子こどもたちに与あたえることで一いち歩ほ前進ぜんしんした。徹底てっていした行財政ぎょうざいせい改革かいかくで恒久こうきゅう財源ざいげんを捻出ねんしゅつしなければならないが、ほかの教育きょういく予算よさんから削けずって充あてることは絶対ぜったいにあってはならない。地方ちほうの人材じんざいの供給きょうきゅうや教育きょういくの機会きかい均等きんとうで公立こうりつ高校こうこうが果はたしている影響えいきょうも大おおきいので、しっかり支援しえんを行おこなっていく」と述のべました。

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの津村つむら啓介けいすけ氏しは「3党とう合意ごういは大おおきな前進ぜんしんで高たかく評価ひょうかするが、非常ひじょうに重要じゅうような課題かだいが残のこった。公立こうりつと私立しりつのバランス、都市としと地方ちほうの格差かくさのバランス、これをかけあわせると、都市とし部ぶの私立しりつと地方ちほうの公立こうりつの格差かくさが二に重じゅうに拡大かくだいするスキームになっていて、恩恵おんけいにあずかるのは主しゅとして都市とし部ぶだけで、地方ちほうの公立こうりつ高校こうこうには厳きびしい内容ないようになっている。この流ながれは逆転ぎゃくてんさせなければいけない」と述のべました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの斎藤さいとうアレックス氏しは「地方ちほうでは公立こうりつ高校こうこうの役割やくわりが都市とし部ぶより大おおきいと思おもうので、当然とうぜん、公立こうりつにも投資とうしをして、多様たような学まなびの場ばを確保かくほしていくことに取り組とりくんでいく必要ひつようがある。地域ちいき間かん格差かくさを埋うめ、日本にっぽん全国ぜんこくのすべての地域ちいきで教育きょういく機会きかいの均等きんとうを確保かくほしていく上うえでも、今回こんかいの全国ぜんこくでの高校こうこう授業じゅぎょう料りょうの無償むしょう化かの取り組とりくみは重要じゅうようだ」と述のべました。

公明党こうめいとうの佐々木ささきさやか氏しは「教育きょういくの無償むしょう化かで前進ぜんしんした合意ごういができたことを評価ひょうかしている。無償むしょう化かと、教育きょういくの質しつや多様たよう性せいの確保かくほは、車くるまの両輪りょうりんとしてしっかり進すすめなければならない。国くにとして私立しりつ高校こうこうの無償むしょう化かを進すすめていく場合ばあい、検証けんしょうした上うえで、公立こうりつ高校こうこうの役割やくわりや地方ちほうの状況じょうきょうも把握はあくしながら進すすめていきたい」と述のべました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうの伊藤いとう孝恵たかえ氏しは「所得しょとく制限せいげんのない教育きょういく無償むしょう化かは評価ひょうかするが、優先ゆうせん順位じゅんいは幼児ようじ教育きょういくの無償むしょう化かや義務ぎむ教育きょういくの環境かんきょうの改善かいぜんなどが先さきではないか。必要ひつような教育きょういく予算よさんは今いまの倍ばいの年間ねんかん10兆ちょう円えん規模きぼであり、財源ざいげんの確保かくほは教育きょういく国債こくさいを発行はっこうしてでも今いますぐにやるべきだ」と述のべました。

共産きょうさん党とうの吉良きらよし子よしこ氏しは「どんな家庭かていに育そだっても高校こうこうで学まなび続つづけることができるように高校こうこう無償むしょう化かを行おこない、それを支ささえていくのは社会しゃかいと政治せいじの責任せきにんだ。一方いっぽうで、公立こうりつ高校こうこうにもちゃんと予算よさんをつけて、公立こうりつでも私立しりつでも豊ゆたかな教育きょういくを保障ほしょうしていく政策せいさくが重要じゅうようだ」と述のべました。

れいわ新選しんせん組ぐみの舩後ご靖彦やすひこ氏しは「3党とう合意ごういは何一なにひとつ評価ひょうかできない。いちばんの課題かだいは教育きょういく予算よさんが圧倒的あっとうてきに足たりていないことだ。国くには教育きょういくにしっかりお金おかねを使つかえと、国民こくみんとともに訴うったえていく」と述のべました。