地元の中学校と高校を卒業したという美和さんは、事件当時、境町の隣の坂東市内の郵便局でパート従業員として働いていました。
地域の清掃活動や地元の祭りなどにもよく顔を出していたということです。
夫の光則さんは長男の野球チームの応援に熱心で、試合や練習の会場を妻の美和さんとたびたび訪れ、子どもたちに指導をしていました。
夫婦は仲がよく周辺でもトラブルなどは聞いたことがなかったということです。
これまでのNHKの取材に対し、現場近くの畑で野菜を育てている70代の女性は「美和さんが小さいころから知っていて、事件の話を聞くと今でも鳥肌が立ちます。野菜ができたらおすそ分けで持っていっていましたが、もう渡せないと思うとさみしいです」と話していました。
小林さん一家と近所づきあいがあった70代の女性は「事件の3日前に電話をした時には何も変わった様子はありませんでした。家を囲む木々を見ると事件を思い出してしまいます」と話していました。