「こどもの日」を前に総務省がまとめた人口推計によりますと、外国人を含む14歳以下の子どもの数は、前の年より19万人少ない1493万人でした。40年連続の減少で過去最少です。内訳は、男子が765万人、女子が728万人で、男子がわずかに上回っています。
また、総人口に占める子どもの割合は11.9%で、比較可能な1950年以降過去最低を更新しました。子どもの割合は、第二次ベビーブーム期にあたる1975年以降、47年連続で低下しています。一方で、65歳以上の割合は1950年以降一貫して上昇が続いていて、少子高齢化が深刻化しています。
さらに諸外国と比較しても、子どもの割合は最低水準となっています。国連人口統計年鑑によりますと、調査年次は異なるものの、人口4000万人以上の33か国のうち日本の子どもの割合は韓国の12.2%を下回り、最低でした。