新型しんがたコロナウイルス対策たいさくをめぐり政府せいふは、東京とうきょう、大阪おおさか、兵庫ひょうご、京都きょうとの4都府県とふけんの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんについて、来週らいしゅう11日にちの期限きげんを今月こんげつ31日にちまで延長えんちょうするとともに、愛知あいち県けんと福岡ふくおか県けんを来週らいしゅう12日にちから対象たいしょう地域ちいきに加くわえることを決定けっていしました。

また、首都しゅと圏けん3県けんなどに適用てきようされている「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」についても、今月こんげつ31日にちまで延長えんちょうするとともに、北海道ほっかいどう、岐阜ぎふ県けん、三重みえ県けんを9日にちから追加ついかし、宮城みやぎ県けんは来週らいしゅう11日にちの期限きげんをもって対象たいしょうから外はずすことを決きめました。

政府せいふとしては、宣言せんげんのもとで、百貨店ひゃっかてんなどの大型おおがた商業しょうぎょう施設しせつに対にたいする休業きゅうぎょう要請ようせいやイベントの開催かいさい制限せいげんは緩和かんわする一方いっぽう、飲食いんしょく店てんでの酒さけやカラオケの提供ていきょうの停止ていしに加くわえ、酒さけの持ち込もちこみも制限せいげんするなど、引き続ひきつづき、飲食いんしょくの場面ばめんを中心ちゅうしんに対策たいさくを徹底てっていすることで感染かんせんを抑え込おさえこみたい考かんがえです。

また、感染かんせん状況じょうきょうが厳きびしい地域ちいきでは、知事ちじの判断はんだんで、これまでの休業きゅうぎょう要請ようせいも継続けいぞくできるとしており、自治体じちたいと連携れんけいして対応たいおうしていく方針ほうしんです。

一方いっぽう、菅かん総理そうり大臣だいじんは、感染かんせん対策たいさくの決め手きめてと位置いちづけるワクチン接種せっしゅについて「私わたし自身じしんが先頭せんとうに立たって加速かそく化かを実行じっこうに移うつす」と述のべ、7月つき末まつを念頭ねんとうに希望きぼうするすべての高齢こうれい者しゃに接種せっしゅを終おわらせるため、1日にち100万まん回かいの接種せっしゅを目標もくひょうとする考かんがえを強調きょうちょうしました。

政府せいふは、今月こんげつ24日にちを目指めざして、東京とうきょうと大阪おおさかに大だい規模きぼな接種せっしゅセンターを開設かいせつするほか、担い手にないてとなる医師いしや看護かんご師しを確保かくほできるよう市町村しちょうそんを支援しえんするなどして、接種せっしゅの加速かそく化かを図はかりたい考かんがえです。

ただ、政府せいふ内ないからは、接種せっしゅ前まえの問診もんしんが医師いしに限かぎられていることから、今後こんご、効率こうりつ化かを検討けんとうする必要ひつようがあるといった指摘してきも出でており、今月こんげつからワクチンの供給きょうきゅうが本格ほんかく化かする中なか、市町村しちょうそんと連携れんけいして円滑えんかつに接種せっしゅを進すすめる体制たいせいを構築こうちくすることが課題かだいとなります。