ロシアへの編入の是非を問う住民投票が実施されているウクライナの4つの州について、30日にも編入手続きが行われる可能性があることが分かりました。
ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州や南部のヘルソン州など4つの州では、27日まで住民投票が実施されています。
タス通信によりますと、これらの地域では早ければ30日にもロシアへの編入手続きが行われる見通しだということです。また、プーチン大統領が手続きに参加する可能性があるとも報じました。
ウクライナ側や西側諸国はこうした編入に向けた動きを強く非難していて、投票を偽物とみなし、結果を承認しない構えを示しています。
ロシア大統領府のぺスコフ報道官は「編入された地域への攻撃はロシア領土への攻撃とみなす」と反転攻勢を牽制(けんせい)しています。