天皇皇后両陛下「国民文化祭」開会式で沖縄県訪問へ - Easy News

天皇てんのう皇后こうごう両りょう陛下へいかは、「国民こくみん文化ぶんか祭さい」などの開会かいかい式しきに出席しゅっせきするため、10月つき、沖縄おきなわ県けんを訪問ほうもんされることになりました。両りょう陛下へいかが泊とまりがけで地方ちほうを訪問ほうもんされるのは、およそ2年ねん11か月かげつぶりになります。

宮内庁くないちょうによりますと、両りょう陛下へいかは、来月らいげつ22日にちから23日にちの2日間にちかんの日程にっていで沖縄おきなわ県けんを訪問ほうもんし、このうち23日にちの午前ごぜん中ちゅうには宜野湾ぎのわん市しで行おこなわれる「国民こくみん文化ぶんか祭さい」と「全国ぜんこく障害しょうがい者しゃ芸術げいじゅつ・文化ぶんか祭さい」の開会かいかい式しきに臨のぞまれます。

皇后こうごうさまの体調たいちょうに支障ししょうが出でた場合ばあいは、天皇てんのう陛下へいかお一いち人にんで訪問ほうもんされます。

「国民こくみん文化ぶんか祭さい」は両りょう陛下へいかが出席しゅっせきされる恒例こうれい行事ぎょうじの1つですが、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで、去年きょねんは、延期えんきされたおととしの分ぶんも含ふくめていずれもオンラインでの開催かいさいでした。

両りょう陛下へいかは、エリザベス女王じょおうの国葬こくそうへの参列さんれつのため、9月つき、イギリスを訪問ほうもんしたほか、10月つき1日にちには栃木とちぎ県けんで開ひらかれる国民こくみん体育たいいく大会たいかいの開会かいかい式しきに出席しゅっせきする予定よていですが、泊とまりがけでの地方ちほう訪問ほうもんは、令りょう和わ元年がんねん11月つきに奈良なら県けんなどを訪問ほうもんされて以来いらい、およそ2年ねん11か月かげつぶりになります。

また、天皇てんのう陛下へいかが沖縄おきなわ県けんを訪問ほうもんされるのは、皇太子こうたいしになる前まえの昭和しょうわ62年ねんの初はつ訪問ほうもん以来いらい、これが6回かい目めで、両りょう陛下へいかでの訪問ほうもんは、皇太子こうたいし時代じだいの平成へいせい9年ねん以来いらいになります。

両りょう陛下へいかと沖縄おきなわ

天皇てんのう陛下へいかは、夏休なつやすみに記者きしゃの仕事しごとを体験たいけんする「豆まめ記者きしゃ」と呼よばれる沖縄おきなわの子こどもたちと上皇じょうこうご夫妻ふさいとの懇談こんだんに、子こどものころから加くわわるなど沖縄おきなわの歴史れきしや文化ぶんかへの理解りかいを深ふかめられてきました。

平成へいせいに入はいってからは上皇じょうこうご夫妻ふさいから受け継うけつぐ形かたちで、皇太子こうたいし夫妻ふさいとして、皇后こうごうさまとともに「豆まめ記者きしゃ」との交流こうりゅうを続つづけ、平成へいせい28年ねん、当時とうじのお住すまいの東宮とうぐう御所ごしょに「豆まめ記者きしゃ」を招まねいた際さいには、子こどもたちと一緒いっしょにバレーボールをされたこともありました。

この時ときは、中学生ちゅうがくせいだった愛子あいこさまも、その輪わに加くわわられています。

ことし5月つきには、沖縄おきなわの本土ほんど復帰ふっき50年ねんを記念きねんする式典しきてんに皇后こうごうさまとともにオンラインで出席しゅっせきし「大戦たいせんで多おおくの尊とうとい命いのちが失うしなわれた沖縄おきなわにおいて、人々ひとびとは『ぬちどぅたから』（命いのちこそ宝たから）の思おもいを深ふかめられたと伺うかがっていますが、その後そのごも苦難くなんの道みちを歩あゆんできた沖縄おきなわの人々ひとびとの歴史れきしに思おもいを致いたしつつ、この式典しきてんに臨のぞむことに深ふかい感慨かんがいを覚おぼえます」とおことばを述のべられていました。

40年ねんあまりにわたって「豆まめ記者きしゃ」の活動かつどうに携たずさわってきた沖縄おきなわ県けん豆まめ記者きしゃ交歓こうかん会かいの顧問こもん、川満かわみつ茂雄しげおさん（76）は「上皇じょうこうご夫妻ふさいの、平和へいわであってほしい、戦争せんそうを繰り返くりかえさないでというメッセージは天皇てんのう皇后こうごう両りょう陛下へいかに引き継ひきつがれていると思おもいます。両りょう陛下へいかには沖縄おきなわに来きていただき、『慰霊いれいの旅たび』としてだけではなく、今いまの沖縄おきなわも見みてほしい」と話はなしています。

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