NHKの当時とうじの首都しゅと圏けん放送ほうそうセンターに所属しょぞくし、東京とうきょう都庁とちょうの取材しゅざいを担当たんとうしていた40代だいの男性だんせい管理かんり職しょくが3年ねん前まえの2019年ねん10月つきに亡なくなり、8月つき、労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょから労災ろうさいと認定にんていされました。

認定にんていの理由りゆうなどの詳細しょうさいは明あきらかにされていませんが、NHKの勤務きんむ記録きろくでは、亡なくなる2か月かげつ前まえから半年はんとし前まえにかけての1か月かげつあたりの時間じかん外がい労働ろうどうがいわゆる“過労かろう死しライン”の80時間じかんを上回うわまわっていた期間きかんがあり、NHKでは長時間ちょうじかん労働ろうどうによる負担ふたんがあったと判断はんだんしています。

NHKは、職員しょくいんの健康けんこう確保かくほのために設もうけられた長時間ちょうじかん労働ろうどうを抑制よくせいする取り組とりくみを徹底てっていすることができなかったとして当時とうじの専任せんにん部長ぶちょうと労務ろうむ担当たんとうの副ふく部長ぶちょう2人にんのあわせて3人にんを減給げんきゅうの懲戒ちょうかい処分しょぶんにしました。

また、当時とうじ、首都しゅと圏けん放送ほうそうセンター長ちょうを務つとめていた中嶋なかじま太一たいち理事りじが会長かいちょうから厳重げんじゅう注意ちゅういを受うけ、3か月かげつ間かん、役員やくいん報酬ほうしゅうの10％を自主じしゅ返納へんのうすることになりました。

NHKは、「ご遺族いぞくにあらためて深ふかくお詫おわびいたします。業務ぎょうむ改善かいぜんを進すすめ長ちょう時間じかん労働ろうどうの抑制よくせいを徹底てっていするとともに、健康けんこう確保かくほの取り組とりくみを早急そうきゅうに見直みなおし、職員しょくいんの命いのちと健康けんこうを最さい優先ゆうせんにする組織そしき風土ふうどの実現じつげんに全ぜん組織そしきをあげて取り組とりくんでまいります」としています。