「緊急避妊薬」薬局での販売めぐり意見募集へ厚労省 - Easy News

意図いとしない妊娠にんしんを防ふせぐ「緊急きんきゅう避妊ひにん薬やく」を医師いしの処方箋しょほうせんがなくても薬局やっきょくで購入こうにゅうできるようにするかどうかについて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは課題かだいを提示ていじしたうえで、国民こくみんに広ひろく意見いけんを求もとめるパブリックコメントを実施じっしすることになりました。

「緊急きんきゅう避妊ひにん薬やく」は、性行為せいこういから72時間じかん以内いないに服用ふくようすれば妊娠にんしんを一定いってい程度ていど防ふせげますが、国内こくないでは医師いしの処方箋しょほうせんが必要ひつようとなります。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、有識者ゆうしきしゃによる検討けんとう会かいで薬局やっきょくでの販売はんばいを導入どうにゅうした場合ばあいの課題かだいについて議論ぎろんを行おこなっていて、30日にちの会合かいごうでパブリックコメント案あんが示しめされました。

この中なかでは、販売はんばいする薬剤師やくざいしが妊娠にんしんの可能かのう性せいを判断はんだんする必要ひつようがあることや、欧米おうべいと比くらべて性せい教育きょういくが遅おくれているため、緊急きんきゅう避妊ひにん薬やくでは完全かんぜんに妊娠にんしんを阻止そしすることができないことが十分じゅうぶんに理解りかいされていないことなどが課題かだいとしてあげられています。

これに対にたいし委員いいんからは、対応たいおう策さくとして薬剤師やくざいしが女性じょせいの性せいや妊娠にんしんについて学まなぶ高度こうどな研修けんしゅうを行おこなうことや、SNS上じょうで誤あやまった情報じょうほうが流ながれていることから、正ただしい情報じょうほうが得えられる体制たいせいを国くになどが整備せいびすることなどを盛り込もりこむべきだいう意見いけんが出だされました。