去年9
月、
港区東麻布の
首都高速道路都心環状線で、ごみの
運搬車が
乗用車に
追突されて
横転し、
運転していた60
代の
男性が
全治3
か月以上の
大けがをしました。
この事故で、警視庁は、乗用車を運転していた住所不定、自称・建設作業員の伊東祐貴容疑者(31)を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。
時速50キロの制限速度の2倍以上のスピードで走行していたということで、警視庁は、高速道路をレース場のように猛スピードで走り回るいわゆる「ルーレット族」とみています。
調べに対し「都心環状線を2周ぐらいドライブしていた。事故を起こしたのは間違いないが、スピードは出していない」と供述し、容疑を一部否認しているということです。
警視庁によりますと、「ルーレット
族」をめぐっては、
新型コロナの
感染拡大に
伴う外出の
自粛で
高速道路の
交通量が
減ったことを
きっかけに、
おととしごろから
増えているとみられ、ことし、
都内でルーレット
族が
関係する
事故は、1
日までに9
件発生し、1
人が
死亡しています。
警視庁は、スピード違反を取り締まる機器を増設したり、パトロールを増やしたりして対策を強化しています。