山角社長は
会見で「
このたびの
事態で
お客様、
株主など関係者の
皆さまにご
迷惑をおかけし、
深くおわび
申し上げます」と
謝罪しました。
そしてライバル会社から持ち出されたデータについて「会社として仕入れデータなどの取得を依頼した事実は一切ない」として、会社としての関与を否定しました。
また「持ち出されたデータを使って作成された比較表などに基づいて、社内的に新たな商品の開発や仕入れ先の変更など具体的に活用された形跡はない」と述べました。
さらに田邊前社長の入社の経緯について「グループ全体で人材紹介会社を通じて幹部候補を数名募集しており前社長は紹介を受けたひとりだった。持ち込まれた情報と採用の意思決定は何ら関係していない」と述べました。
また社内で行った内部調査について「前代表は、『不正競争防止法については理解がなく非常に軽率だった』という趣旨の弁明を行っている」と述べました。
そのうえで「法令の理解にかかわらず、代表取締役たる者が競合会社の情報を社内に持ち込むこと自体があってはならないことだ」と述べました。
会社側の再発防止策は
今回の
事件を
受けてカッパ・クリエイトは
専門家を
招いて
営業秘密に
特化した
研修を
行うことや、すでにいる
社員全員と
新たに
入社する
社員に対し、
営業秘密の
持ち込みを
禁止する
誓約書を
提出させること、USB
などの
記録媒体を
原則として
使用禁止するなどとする
再発防止策を
徹底するとしています。
さらに本社や店舗ごとに関連する法令の研修を追加するなどして法令順守について意識を高める取り組みを行うなどとしています。