これについて気象庁は、気象レーダーの切れ目のような線はミサイルとは無関係で、ミサイルの軌道と関連づけた情報は誤った情報だとしています。
説明によりますと、線が見える付近の七飯町の横津岳の山頂付近には気象レーダーが設置され、周辺に電波を発射して雨雲を観測する仕組みになっています。
しかし、北西の方向にある山に遮られ観測できない部分が切れ目のように映っているということです。
こうした現象はふだんの雨の時から見られるとしています。
気象レーダーの一部が空白となる現象はほかの地域でもあり、千葉県柏市にある気象レーダーでは、高層ビルの影響で電波が遮られて北海道と似た雨雲の切れ目のような線が見られるということです。
気象庁は「気象レーダーは雨雲を観測するもので、ミサイルを対象にはしていない」と話しています。