アメリカを拠点とする物言う株主「バリューアクト・キャピタル」は流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」に対し、部門売却や分社化の是非を検討することなどを要請したと発表しました。
バリューアクトがセブン&アイに送った書簡によりますと、▼社外取締役1人以上が20から30社の主要な機関投資家から直接意見を聞く機会を設けることや、▼社外取締役による「戦略検討委員会」を設置し部門売却や分社化の是非を検討することを求めています。バリューアクトは、公開書簡による提案を行った理由について、「戦略的な集中に欠けていて業績が潜在能力を大きく下回っている」と説明しました。
セブン&アイは、提案について「内容を精査中」としたうえで、「提案について検討し、適切な対応を行っていく」とコメントしています。