アメリカのスペースX社は地磁気嵐の影響のため、打ち上げた通信衛星40基を大気圏に再突入させると発表しました。
スペースX社によりますと、3日にフロリダ州から打ち上げられたインターネット通信用の衛星「スターリンク」49基のうち40基が既定の高度に達することができないため、安全のため地球に再突入します。
再突入すると大気との摩擦で燃え、地上には落下しないとしています。
太陽風と地球の磁場の作用で発生する地磁気嵐の影響で、スピードが遅くなり、目指す高度500キロメートルに到達することが難しくなったということです。
「スターリンク」は最終的に4万基以上の衛星を打ち上げて世界中のどこでもインターネットに接続できるようにする計画で、アメリカなどで一部サービスが開始されています。