英えいジャーナリストでテレビ司会者しかいしゃのフィオナ・フィリップスさんが、６１歳さいでアルツハイマー病びょうと診断しんだんされたことを明あきらかにした。

フィリップスさんは英大衆紙えいたいしゅうしデイリー・ミラーの独占どくせんインタビューの中なかで、母はは、父ちち、おじなど自身じしんの家族かぞくもアルツハイマー病びょうを患わずらっていたと告白こくはく。「この病やまいは私わたしの家族かぞくをむしばみ、今度こんどは私わたしにやって来きた。その影響えいきょうを受うけている様さまざま々な年代ねんだいの人ひとたちが国中くにじゅうにいる。あまりに痛いたましい」と語かたった。

フィリップスさんはかつてＩＴＶの朝番組あさばんぐみで司会しかいを担当たんとうし、現在げんざいはミラー紙しでコラムニストを務つとめている。

同紙どうしによると、フィリップスさんは不安ふあんや頭あたまがはっきりしないなどの症状しょうじょうがあり、１年前ねんまえにアルツハイマー病びょうと診断しんだんされた。いつかそうなることは覚悟かくごしていたが、それでもショックだったと振ふり返かえる。

それまで自身じしんの症状しょうじょうは閉経へいけいに関連かんれんしていると考かんがえ、アルツハイマー病びょうについては「８０歳さいになったらかかるかもしれないもの」と思おもっていたという。

アルツハイマー病びょうの診断しんだんには、何なによりも「怒いかり」を感かんじたと振ふり返かえった。

現在げんざいはロンドン市内しないの病院びょういんで、病気びょうきの進行しんこうを遅おくらせる可能性かのうせいのある治療薬ちりょうやく「Ｍｉｒｉｄｅｓａｐ」の臨床試験りんしょうしけんに参加さんかしているといい、「将来的しょうらいてきにほかの人ひとたちの状況じょうきょうを改善かいぜんできる治療薬ちりょうやくの発見はっけんに自分じぶんが貢献こうけんできることを、ただ願ねがっている」と語かたる。

１日にち３回かいの薬くすりの投与とうよは、夫おっとのテレビ局記者きょくきしゃマーティン・フリゼルさんが助たすけてくれていると言いい添そえた。

診断しんだんされてからの生活せいかつについては、ただ普段通ふだんどおりに暮くらしていると説明せつめいし、「ほかにどうすれば？　仕事しごとはやめたくない。座すわって自分じぶんの指ゆびをもて遊あそんでいたいとは思おもわない」と語かたった。