ウォルフガング・ペーターゼン氏は1941年にドイツに生まれ、ベルリンで映画の技術を学びました。
1981年に公開された、第2次大戦中のドイツ軍の潜水艦を舞台にした戦争映画「U・ボート」で国際的な評価を高め、1984年にはミヒャエル・エンデのファンタジー小説を映画化した「ネバーエンディング・ストーリー」の監督を務めました。
ペーターゼン氏はその後、アメリカに拠点を移し、ハリウッドでも「エアフォース・ワン」や「トロイ」など数々の作品を手がけました。
ドイツの公共放送ZDFによりますと、ペーターゼン氏はすい臓がんを患い、12日、ロサンゼルスの自宅で家族に見守られながら亡くなったということです。
81歳でした。
ペーターゼン氏が亡くなったことを受けてドイツのショルツ首相は16日、ツイッターで「終わらない物語に終止符が打たれてしまった。彼の映画はドイツを越え、これからも生き続けるだろう」と哀悼の意を示しました。