英統計局(ONS)が17日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.1%の上昇で、1982年から40年ぶりに伸び率が10%を突破したことが分かりました。
CPIの上昇率は6月の9.4%を超え、ロイター通信が調査した専門家らの予想を上回りました。
7月は食品価格が前年同月比12.7%の上昇率に達したことが最大の要因とされます。中でもパンやシリアル、乳製品、卵が高くなり、特にチェダーチーズとヨーグルトは大幅に値上がりしました。
ONSが16日に発表した4~6月の賃金上昇率は4.7%で、インフレ調整後は3%減と、統計開始からの20年あまりで最大の下落幅を記録しました。
ロシアによるウクライナ侵攻で悪化したエネルギー価格の高騰を背景に、インフレは年末にかけてさらに進むことが予想されています。