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Vocabulary Kanji Example Grammar Japanese - Japanese

Detail word “紛う”

紛う

まがう

※一※ （動ワ五［ハ四］）

〔「目(マ)交(カ)ふ」の意か〕

(1)区別できないほどよく似ている。

「雪と～・うばかりの花吹雪」「～・う方なき金の茶釜」

(2)入り乱れる。

「雪かも降ると見るまでにここだも～・ふ梅の花かも/万葉 844」

(3)まじり合って区別がつかない。

「老いらくの来むといふなる道～・ふがに/古今（賀）」

〔現代語では主に連体形が用いられ，「まごう」と発音することが多い。「紛える」に対する自動詞〕

※二※ （動ハ下二）

⇒ まがえる

紛う方な・し

まちがえようがない。明らかである。

紛う

まごう

⇒ まがう（紛）

Words related

紛紛

ふんぷん

入りまじって乱れるさま。

「諸説～」「～として雪をなす/ふらんす物語（荷風）」

紛

ふん

入り乱れたさま。

「振袖に，～たる模様の尽きて/草枕（漱石）」

紛糾

ふんきゅう

もつれ乱れること。ごたごたすること。

「～した事態を解決する」

紛争

ふんそう

事がもつれて争いになること。個人や集団の間で，対立する利益や価値をめぐって起きる行動や緊張状態をいう。もめごと。

「国際間の～」「～を解決する」「労使～」

繽紛

ひんぷん

(1)細かいものが多く入り乱れるさま。

「前後錯乱して脚色(スジ)整はず事序～として情通ぜず/小説神髄（逍遥）」

(2)花や雪などが乱れ散るさま。

「落花自ら～たり/太平記 15」

紛れ

まぎれ

(1)まぎれること。入りまじって見分けにくいこと。

「どさくさ～」「夕闇の道たどたどしげなる～にわが車にてゐて奉る/源氏（空蝉）」

(2)形容詞語幹・動詞の連用形の下に付いて，感情の勢いに押されて，事の見さかいがつかなくなるさまを表す。

「に」を伴って副詞的に用いる。あげく。あまり。「腹立ち～にけとばす」「苦し～に大声を出す」「激した～に如彼(アア)は云つたけれどね/魔風恋風（天外）」

(3)乱れ。ごたごた。

「閑院の内裏焼けたる～より/増鏡（内野の雪）」

(4)心が他のことに引かれること。

「昔物語などせさせて聞き給ふに，少しつれづれの～なり/源氏（明石）」

(5)他の事に入りまじって起きる思いがけないこと。まちがい。

「ふとしも，あらはならぬ～ありぬべし/源氏（若菜下）」

まちがいない。明白である。

「～・い事実」

紛れ

まぐれ

思いがけず，ある結果になること。偶然。

「～で合格する」

紛い

まがい

(1)本物に似せて作ってあること。また，そのもの。にせもの。いんちき。

「～の鼈甲(ベツコウ)」

(2)まざって区別しにくいこと。

「あしひきの山下光るもみち葉の散りの～は今日にもあるかも/万葉 3700」

(3)まちがい。しくじり。

「手の～・足の～なさしめずして/祝詞（大殿祭）」

(4)名詞の下に付いて，見まちがえるほどよく似せてあること，また，そのものの意を表す。

「カウボーイ～の服装」「ワニ皮～のハンドバッグ」

まちがいない。正真正銘のものである。

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