(1)時間・時期を限定する語に付いて, だいたいその時であることを示す。 その時あたり。 時分。
「幼い~の思い出」「あれは東京に住んでいた~のことだ」「紅葉の~にまたいらっしゃい」
(2)時節。 時期。 文語的な言い方。
「~は六月, 雨の降る日」
(3)適当な時期。 潮時。 頃合い。
「~を見計らう」
(4)大きさ。 規模。
「宗砌云, 会衆の~は上手三人・下手三人・執筆の外, 下手二人と/兼載雑談」「雀の~は梟(フクロ)程ながよからう/咄本・昨日は今日」
(5)程度。 加減。
「これお吉, 人の世話もよい~にしたがよい/浄瑠璃・油地獄(上)」
(6)「ごろ」の形で他の語の下に付いて, 接尾語的に用いる。 (ア)時を表す語に付いて, その前後を漠然と示す。
「一時~帰る」「二月~できあがる」「一六〇〇年~」(イ)動詞の連用形に付いて, そうするのにちょうどよい状態である意を表す。 「桜は今が見~だ」「食べ~」(ウ)名詞に付いて, その面でほどよいの意を表す。 「年~」「値~」「手~」(エ)年・月・日などの語に付いて, かなり時間の経過したことを表す。 「年~も御祈りなどにつけ, 語らひ給ひけれど/源氏(夢浮橋)」「月~隠させ給ひける本意/源氏(夢浮橋)」
Santosh khatiwada commented
sardorn.uz commented
sardorn.uz commented
Elisa Kurn commented
Tony Lee commented
jeremy.bowlin commented
sardorn.uz commented
sardorn.uz commented
Md Mahmudul Hasan Milu commented
sardorn.uz commented