翻訳: Claire Ghyselen 校正: Masako Kigami
翻訳: Claire Ghyselen 校正: Masako Kigami
こんにちは
ここから見ると すごく色々な国の方がいらっしゃいますね
この 日 は お 休み だっ た の で 目覚まし を かけ ず に 寝 て い ます
皆さんは日本に幾つの島があるか ご存知でしょうか?
うん? 300?
オーストラリアより小ちゃい陸を 島と言うんですけれども
日本は全部島で出来ていまして
実は 6,852個 島があります
その中で人が暮らしている島を集めると
これだけの数になって430島あります
この会場から一番遠い有人島は 実は東京都にあって
ここから南に1,000キロ 片道25時間半
6日に一本しかない船で行く小笠原諸島です
一応東京なので車のナンバーは 実は品川です
(笑)
でも出張に行こうとしたら ブラジルよりも時間がかかる
そんな所です
私たちは そんな日本の島のメディアを 作っているんですけれども
なんでまたこんな島のメディアを 作っているかと言いますと
きっかけは些細なことで
3年前に私は島に移住する友達に出会いました
彼女がいる島に遊びに行こうと思って
インターネットで島のことを探したんですけど
あんまり情報が出てこなくて
それで何も分からないままに島に行きました
瀬戸内海にその島はあって 港から船で30分
フルーツが沢山取れる島だそうで
知らない島人に私たちは蜜柑をもらいました
その島で会ったおじさんに 「この島ってどういう島なんですか?」って聞いたら
「宝島だよ」って教えてくれたんです
私たちがもらった蜜柑というのは あまり特別だったわけじゃなくて
おじさんが例えば朝起きてドア開けると
玄関の前に野菜とか 魚っていうのが沢山置いてるそうです
それでは 私たちは島のことを 「すごくいいな~」っと思ったんですけど
そんなにいい島のことが なんでインターネットで探せなかったのかと思いました
で ちょっと考えてみました
世の中には都会のように大きな場所と
島のように小さな場所があります
インターネットの世界のような情報の世界は
都会も島も関係なく
世界中の情報が集まっています
だからそう言ったところに 例えば小さな情報をあげると
大きな情報に埋もれてしまう
だから 私たちは島のような情報が 埋もれてしまわないように
集めてみることにしました
こういう新聞を作ってます
それから私たちは色々な島に出かけました
こちらは東京にある青ヶ島
絶海の孤島と言われる島ですけど
人口は170人
ここの会場にいる人たちより ずっと少ない人数が暮らしています
それで天候が荒れてしまうと
2~3週間船が寄り付かなくなることもあって
そうなると店の商店が空っぽになります
だから島の人に「大変ですねぇ」と言ったら
島の人は「それが島だからね」と言いました
(笑)
こっちは八丈島
昔 罪人が島流しにあった島で
ここには外から来た人を おもてなしする文化があります
だから今でも何日か 船が欠航してしまったりして
帰れなくなる人が出たら
島のご馳走を振舞ってくれるような集落があります
他にも島々には数え切れないくらいのお祭りがあって
集落の大人たちが 仲間皆で
力を合わせて 行事を執り行います
それをそんな真剣な大人たちの姿を見て
子供たちが育ちます
古くから受け継がれてきたこうした行事は
島の幸せを祈るものが多いです
皆で歌って踊って
自分たちが暮らす島に豊穣が得られるように
漁に出た船が無事に帰って来るように
家族や仲間が健康であるように
自然や祖先や八百万と言われる
神に祈っています
そして私たちは島々で得た情報を 小さな新聞にまとめました
こうした情報が少なかったので 色々な人に喜んでもらえて
私たちは それでも嬉しかった
だけど 私はそれ以上に気付いたことがありました
私は九州の田舎で生まれ育ちました
島ではないですけどね
だけど 18歳で都会に出て 学校に行き仕事をして
それで
色々と忙しく働いていました
都会には沢山のお店があって 物があって イベントがあって
私は寝る間もなく働いて
新しい物とか沢山の物を 追いかけていました
でもたまに分からない事がありました
自分は何を大事にしたかったんだろうって
ちょうどこの彼は最近 鹿児島の離島で
豆腐屋さんを始めました
彼の島には高校がありません
とは言っても430離島ある内に
高校がある島って35島しかありません
ほとんどありません
彼は私と同じように 進学するために都会に出ていました
ある時 島に帰ったら
建設業を営んでいる 彼の父親が港の工事をしていて
彼が大好きだった風景が壊されていました
彼はショックを受けて 父親に「どうしてなんだ?」と聞きます
父親は一言 「お前のためだ」と言いました
子供を育てるのはどこにいても 大変なことなんですけど
でも 彼のように高校がない島で
子供を育てるのはもっと大変です
でも日本は少子高齢化に向かっていて
まあ これからどうするんだろうって
でも彼はそれでも自分の大事な場所を守るために
大切な物を守るために
島に帰って自分で起業をして 毎日頑張っています
私は島々に気付かされたことがあって
それは人生で大切な物は
新しい物とか沢山あるものだけじゃなくて
どんなに小さくても遠くても
自分の愛する場所とか仲間とか家族とか
そうしたものを大事にすることが 大切なんだと思いました
小さな島には沢山の人とか 物とか事とかそんなものはありません
でも都会に行ったら忘れてしまうような
大切な価値観があります
今日はちょうど色々な沢山の国の方がいて
多分映像でもいろんな方が見てくれます
だから皆さんには一つ覚えてほしい事がありまして
それは 日本がすべて島で出来ていて
島々がすべて宝島ということです
今日は皆さんにこれを伝えられて とても嬉しく思います
ありがとうございました
(拍手)
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