120年に一度開花するといわれるクロチクの花が、京都市西京区大原野の洛西ニュータウン中央緑地公園で開花しました。市洛西竹林公園内の竹の資料館で展示されています。
クロチクは直径が2センチ程度と細く、色が黒いのが特徴です。観賞用として栽培されるほか、工芸品に利用されます。
6月に中央緑地公園で開花しているのを、タケノコ農家村上薫さんが見つけました。クロチクの花は十数個の小花で花穂をつくり、雄しべが伸びています。展示されているクロチクは約3メートルで、枝いっぱいに花を付けています。
竹林公園の渡辺政俊専門員は、はっきりと分かってはいないが「過去の開花データからクロチクは約120年周期で開花するだろう」と話します。