中国メディアによりますと、「6G」の実験衛星を載せたロケットは6日午前、山西省の衛星発射センターから打ち上げられ、発射は成功しました。四川省の大学と企業などが共同開発したもので、「6G」の実験衛星の発射は「世界初」だとしています。
「6G」は宇宙空間での通信の実現を目指していて、今回の実験ではデータ通信に使われる電磁波「テラ・ヘルツ波」の宇宙空間での通信技術の検証を行うということです。
「5G」の技術でも先行する中国政府は去年11月、「6G」の研究チームを立ち上げるなど開発を加速させていて、2030年ごろの実用化を目指しているとみられます。