三菱UFJ
銀行の
元行員が
貸金庫から
金塊を
盗んだ
疑いで
逮捕された
事件を
受けて
銀行は
責任を
明確にするため、
半沢淳一頭取について
報酬の
月額の30%を3
か月分減額とする
処分を
出す方針を
固めました。
堀直樹会長のほか担当役員数人についても報酬減額の処分とする方針で、16日の午後に公表することにしています。
三菱UFJ銀行では、元支店長代理の今村由香理容疑者(46)が顧客2人の貸金庫をスペアキーなどで開けて、中にあった金塊およそ20キロ、2億6000万円相当を盗んだ疑いで14日、警視庁に逮捕されました。
銀行の調査で被害が確認されている人はおよそ60人で、さらに申し出があった数十人が被害にあった可能性があるとしています。
関係者によりますと、今回の事件を受けて銀行は経営の責任を明確にするため、関係する役員を処分する方針を固めました。
このうち半沢淳一頭取は報酬の月額の30%を3か月分減額とする方針です。
また、堀直樹会長のほか、個人向け業務を担当している複数の役員も報酬減額の処分とする方針です。
今回の事件をめぐって銀行は貸金庫の鍵の管理体制を見直す方針を明らかにしましたが、追加の再発防止策として、出入り口だけではなく貸金庫がある部屋の中にも防犯カメラを設置するなど追加の対策も講じることにしています。
事件を通じて大きく損なわれた金融機関への信頼をどう回復させるかが課題となります。