この範囲内にいる場合は、頑丈な建物などに入って噴石などから身を守ったうえで、安全を確認して、2キロ以上離れた場所に避難してください。えびの高原の自主防災組織によりますと、気象庁が大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている硫黄山からおおむね2キロの範囲には、観光や宿泊など合わせて7つの施設があるということです。
このうち、火口から1キロのすぐ外側には、環境省の登山者向け施設「えびのエコミュージアムセンター」や、えびの高原にある唯一のホテル「えびの高原荘」があります。
このほか、周辺には、飲食店や土産物を販売する「足湯の駅えびの高原」、土産物を扱う「フットプラザ りんどう」、えびの高原キャンプ村などがあります。
一方、宿泊施設の「えびの高原荘」によりますと、これまでのところ噴石が飛んでくるなどの被害は出ていないということです。現在、10数人の宿泊客がいるということで、職員とともにバスで避難するための準備を始めているということです。
硫黄山から1キロの範囲内には施設はないということです。