Actualités japonaises: 義手装着した数世紀前の人骨、考古学者らが発見　ドイツ南部

義手装着ぎしゅそうちゃくした数世紀前すうせいきまえの人骨じんこつ、考古学者こうこがくしゃらが発見はっけん　ドイツ南部なんぶ

Nov 6, 2023 07:11

Furigana

ドイツの考古学者こうこがくしゃがこのほど、金属製きんぞくせいの義手ぎしゅを付つけた数百年前すうひゃくねんまえの人骨じんこつを発見はっけんした。失うしなわれた４本ほんの指ゆびに代かわる形かたちで装着そうちゃくされたものだとしている。

南部なんぶバイエルン州しゅうの遺跡保存当局いせきほぞんとうきょくは先週公表せんしゅうこうひょうした声明せいめいで、この人骨じんこつについて、１４５０年ねんから１６２０年ねんの間あいだに死亡しぼうした３０～５０歳さいの男性だんせいのものだと明あきらかにした。考古学者こうこがくしゃらが炭素年代測定法たんそねんだいそくていほうを用もちいて推計すいけいしたという。

男性だんせいの左手ひだりての指ゆびは切断せつだんされたように見みえる。手ての残のこりの部分ぶぶんは、鉄てつなどの金属きんぞくで作つくられた空洞状くうどうじょうのケースで覆おおわれている。当時とうじの医学いがくが発達はったつした状態じょうたいにあったことを示しめすと、考古学者こうこがくしゃらは指摘してきする。

州遺跡保存当局しゅういせきほぞんとうきょくのトップを務つとめるヴァルター・イルリンガー氏しは、ケース型がたの義手ぎしゅには４本ほんの義指ぎしも付ついていたと説明せつめい。「人差ひとざし指ゆび、中指なかゆび、薬指くすりゆび、小指こゆびが、金属きんぞくの薄板うすいたで個別こべつに作つくられている。動うごかせるようにはなっていない。指ゆびのレプリカは互たがいに平行へいこうで、やや湾曲わんきょくしている。恐おそらく、義手ぎしゅは手ての付つけ根ねに革かわひもで取とり付つけられていたのだろう」と、述のべた。