破裂音とともに立ちのぼる煙の中、デモ参加者たちを追う覆面姿の治安部隊。ベラルーシの首都ミンスクで15日、ルカシェンコ大統領の辞任を求める1万人規模の抗議デモが行われ、治安部隊が催涙ガスや閃光弾を使用して排除に乗りだし参加者を次々と拘束しました。人権団体によりますとこれまでに全国で少なくとも1291人が拘束されたということです。
ベラルーシでは先週、治安当局から暴行を受けて拘束された男性がその後、死亡。反体制派の反発が強まっていますが、政権側は強硬姿勢を崩さず締め付けが一層厳しくなっています。