南米ベネズエラ南部ボリバル州ラ・パラグアで違法金鉱山の落盤事故があり、数十人が死亡したとみられている。
ラ・パラグアのヨルギ・アルチニエガ市長が21日、CNNスペイン語放送の電話取材に語ったところによると、この事故で推定数十人が死亡した。まだ坑内に閉じ込められている人もいるという。ただ、事故の規模については情報が錯綜している。
事故が起きた鉱山は森林地帯のブラ・ロカにあり、現場には救助隊が派遣されている。
ボリバル州の当局者は、ラ・パラグアと連絡を取って死者の数を確認していると説明した。
ボリバル州の森林地帯では以前から金鉱山などの違法操業が横行していた。そうした違法鉱山の操業には犯罪組織が関与していることもあり、近年では隣国ブラジルと国境を接するカナイマ国立公園にまで広がっている。
ラ・パラグアは同公園から60キロほどの場所に位置する。