フランスの写真家フランソワ・プロスト氏は昨年、日本の「ラブホテル」を記録する長旅を計画するにあたり、何時間にもわたりグーグルマップを眺めました。ラブホテルは日本全国にあり、時間制料金で滞在客に最も重要なプライバシーを提供します。しかし3000キロの遠征を始めたプロスト氏は、ラブホテルを見逃すなどあり得ないとわかりました。
ハートや唇をモチーフにした看板を掲げている建物もある一方で、ラブホテルは直感に反して控え目とはほど遠く、遊び心があり、いともたやすく見分けられました。
滞在客は1晩宿泊することもできるが、日本のラブホテルでは「休憩」するための短時間滞在料金も提供しています。1958年に売春が違法となり売春宿が閉鎖され、業界が別の場所へと追いやられたことで、ラブホテルは急拡大しました。しかし今日のラブホテルは性労働や不倫と結び付くものというよりも、主に小さな家に住んでいたり、家族と同居していたりするカップルを対象としています。