ウクライナ
軍は、ロシアが
一方的に
併合した
南部クリミアの
港に
配備されていたロシア
軍の
潜水艦をミサイルで
攻撃し、
沈没させたと
発表しました。ウクライナ
軍は、ロシア
南部の
飛行場などへの
攻撃も
強めていて、ゼレンスキー
大統領は「こうした
攻撃のたびに、
戦争の
正当な
終結が
近づく」と
成果を
強調しました。
ウクライナ軍の参謀本部は3日、ロシアが一方的に併合した南部クリミアのセバストポリの港に配備されていたロシア黒海艦隊の潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」をミサイルで攻撃し、沈没させたと発表しました。
この潜水艦は、ロシア軍の巡航ミサイル「カリブル」を搭載でき、去年9月にも、ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けて損傷していました。
また、ウクライナ軍は同じ日、国境を接するロシア南部のロストフ州にある飛行場や石油精製所などを無人機で攻撃したとしています。
ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「ロシアの後方支援機能と基地を破壊することで、ロシア側が、わが国の国土にとどまることが、より困難になる。こうした攻撃のたびに、戦争の正当な終結が近づく」と述べて、成果を強調しました。
ロシア軍が、ウクライナ東部で攻勢を強める中、ウクライナ軍としては、クリミアやロシア国内の補給基地への攻撃を繰り返すことで、今後の反撃につなげるねらいがあるとみられます。