インド北東部アッサム州で22日、「世界サイの日」を記念した密猟撲滅キャンペーンの一環として、絶滅危惧種のインドサイの角2500本近くが焼却処分されました。
一本角のインドサイはかつてインド北東部に広く生息していましたが、狩猟や生息地の消失により、現在は主にアッサム州にわずか数千頭が残っているだけです。
サイの角の国際取引は、1977年にワシントン条約で禁止されました。しかし、伝統薬の原料として珍重する中国やベトナムで需要があることから、密猟が続いていると環境保護団体は警鐘を鳴らしています。
アッサム州政府が「世界サイの日」を記念する式典でサイの角を焼却したのは、今回が初めてです。