能登半島地震で
被災した
飲食店などを
支援しようと、JR
金沢駅前に
ある石川県立音楽堂は、1
日から
玄関前の
広場や
ホールをキッチン
カーや
特産品などの
販売のために
無償で
貸し出す取り組みを
始めました。
初日の1日は、石川県立音楽堂の玄関前の広場と入り口のホールにあわせて7つの店舗が設けられました。
このうち屋外のキッチンカーでは店舗が全壊した穴水町の飲食店が中国料理の「天津飯」を販売し、訪れた人が買い求めていました。
この店の女性は「キッチンカーを通じてほかの出店者と一緒に頑張りたい。金沢の玄関口なので全国のみなさんに能登を発信していきたい」と話していました。
また、屋内のホールでは、輪島市の観光名所「朝市」に店を出していた組合のメンバーが魚介類の干物など特産品を販売しました。
組合のメンバーの女性は「金沢駅の人が集まるところで販売できる機会をもえらえてうれしく思います」と話していました。
この取り組みは能登半島地震で被災して販売拠点を失った事業者などを支援するために企画され、石川県立音楽堂は今後も出店の申し込みを受け付けることにしています。
石川県立音楽堂の表正人館長は、「能登の復興は道半ばですので、一緒に応援して元気になれるようにしたい」と話していました。