死者・
行方不明者が63
人に
上り「
戦後最悪の
火山災害」となった
御嶽山の
噴火から
今月で10
年になるのを
前に、
噴火で
亡くなった
人の
遺族らが
活火山の「
乗鞍岳」で
安全な
登山を
呼びかける啓発活動を
行いました。
御嶽山では、10年前の2014年9月27日に噴火が発生し、58人が死亡、5人が行方不明となっています。
7日午前、噴火で亡くなった人たちの遺族などでつくる「山びこの会」のメンバー4人が、岐阜と長野の県境にある活火山、乗鞍岳の登山口付近で登山者に手作りのキーホルダーを渡し、噴火に備えてヘルメットを着用することなどを呼びかけました。
「山びこの会」は3年前から「火山の安全登山月間」として毎年この時期に啓発活動を行っていて、噴火から10年となる今月27日には御嶽山の登山口で行う予定です。
東京 江東区から訪れた50代の女性は「御嶽山の噴火もつい最近のことのように感じます。キーホルダーを受け取って、事前に情報収集をする必要があると改めて思いました」と話していました。
御嶽山の噴火で義理の弟を亡くし、「山びこの会」の事務局代表を務めるシャーロック英子さんは「ヘルメットを着用し、安全に登山をしてほしいという思いでキーホルダーを配りました。安全登山が実現されるよう、こうした活動をこれからも続けていきたいです」と話していました。