ブラジルでは、
最高裁判所がSNSのXについて、
偽情報を
拡散するアカウントの
規制に
応じなかったこと
などから、
国内での
サービスを
停止する
命令を
出しました。
これに対して、ボルソナロ
前政権側から
表現の
自由を
制限するものだ
などと
批判の
声が
上がる一方、
停止に
賛成する
意見もあり、
賛否は
分かれています。
ブラジルでは8月、最高裁判所がSNSのXについて、誤った情報を拡散しているアカウントの削除に応じなかったことなどを理由に、関係機関に対して国内でのXのサービスを停止する措置をとるよう命じ、Xへのアクセスが一部でできなくなっています。
こうした中、最高裁と対立関係にあるボルソナロ前大統領やその支持者たちが7日、最大都市サンパウロ中心部で集会を開き、この中でボルソナロ氏は「憲法の範囲を逸脱する人々を阻止しなければならない」などと述べて、停止命令を出した判事を批判しました。
また集会の参加者からは「表現の自由を制限するというのはとんでもない話だ。これは検閲だ」とか「不条理に抗議するために来た。こうした動きが私たちの国にもたらすリスクを過小評価している」などと批判の声が相次ぎました。
一方、ブラジルに拠点のある調査会社が行った世論調査では、今回の措置に対して、反対が50.9%、賛成が48.1%と賛否はきっ抗し、国民の意見は分かれています。