東京とうきょう「将棋しょうぎ会館かいかん」移転いてん 新あらたな対局たいきょく室しつなどお披露目おひろめ

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいの本部ほんぶがある「将棋しょうぎ会館かいかん」は、1976年ねんに東京とうきょう 渋谷しぶや区く千駄ヶ谷せんだがやに建設けんせつされ、数々かずかずの名めい勝負しょうぶの舞台ぶたいとなってきましたが、老朽ろうきゅう化かのため、現在げんざいの会館かいかんからほど近ほどちかい、JR千駄ヶ谷せんだがや駅えき近ちかくのビルの1階かいに移転いてんすることになりました。

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいの設立せつりつから100年ねんの節目ふしめとなる8日にち、新あたらしい将棋しょうぎ会館かいかんのお披露目おひろめが行おこなわれ、羽生はぶ善治よしはる会長かいちょうらがテープカットを行おこなって完成かんせいを祝いわいました。

羽生はぶ会長かいちょうは集あつまった人ひとたちを前まえに「この場所ばしょを将棋しょうぎ界かいの総本山そうほんざんとして、多おおくの将棋しょうぎファンのみならず、多おおくの人ひとたちが訪おとずれて楽たのしんでもらえる場所ばしょにしていきたい」とあいさつしていました。

新あたらしい会館かいかんには12の対局たいきょく室しつが設もうけられ、前まえの会館かいかんよりも多おおい、最大さいだいで26の対局たいきょくを同時どうじに行おこなうことができるようになっています。

このほか、棋士きしのニーズに合あわせて、いすで対局たいきょくできる対局たいきょく室しつや、インターネットなどで解説かいせつしながら中継ちゅうけいするための対局たいきょく室しつも備そなえられました。

また、アマチュア向むけの道場どうじょうや、棋士きしが監修かんしゅうしたコーヒーなどを楽たのしめるカフェも設もうけられ、将棋しょうぎ文化ぶんかを発信はっしんする拠点きょてんとして活用かつようされるということです。

道場どうじょうやカフェは10月つき1日にちにオープンするほか、対局たいきょく室しつは来年らいねん以降いこうから使つかわれる予定よていです。

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいは、このほか大阪おおさか市しの関西かんさい将棋しょうぎ会館かいかんも、ことしの秋あきに大阪おおさか府ふ高槻たかつき市しに移転いてんすることになっています。